推しの笑顔は8億点

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命の削れる音を聞いた-endlessSHOCK初観劇感想-

先日、人生で初めてSHOCKを体験した。

これは「見た」ではなく、「体験」と呼ぶ方が正しいと思う。

私はSHOCKを体験した。

 

コンサートのネタバレなどは気にならないが、この舞台だけは極力何も知らない状態で見たいと思い、過去のレポやあらすじなどは調べずに行った。

ただ、コウイチが死ぬということだけは友人から聞いていたのと、有名すぎる階段落ちとフライングのことは知っていた。

ってか日本一有名でチケットが取れないとされている舞台のあらすじが一般的に知られていないってすごくないか?

…と思ったけど、観劇後あれはそう簡単に口だけで説明できるものではなく、見た人だけが知り、体感できる世界なのだと理解しました。なんなの、帝国劇場ってブラックボックスなの?

 

帝国劇場に着くやいなや、でっかい光一さんの写真がたくさん待ち構えて、しかもどれもこれも素晴らしいお顔でこれだけで震えた。

すごい、SHOCKすごい、光一さん以外も出演しているのに光一さんだけの写真で許されてる、すごい、帝国劇場の主、堂本光一すごい…!!

帝国劇場が堂本光一博物館みたいになってるやんけ!そう思いながら無心にスマホのカメラに美しいお顔を収めました。

 

いざ中に入ると劇場の柱までもSHOCK仕様で思わずのけ反った。

まじか、ここもか、ここまでもSHOCKなのか…!

友人の付き添いで物販列に並んでいるとき、ステージフォトなるものがまるでジャニショのように掲示されてたからそれ眺めてたんだけど、これ本当に一つの舞台なの?ってくらい光一さんの衣装が違うし、しかも種類もあるし時代も良く分からないし軽くパニック。

始まる前から謎を深めていくスタイルのSHOCK…ワクワクすっぞ…!

物販購入した友人に光一さんの写真を見せてもらったら安定の全部同じ表情でワロタ。もはやスタンプやん。

 

 

※以下はネタバレ含みます。SHOCK未体験で今後SHOCKを体験するかもしれない方は読まないことをオススメします。

是非なにも知識が無い状態で体験していただきたい。

 

 

 

 

 

 

開演5分前には着席。

ステージの壁や上下の壁(柱?)にはNYの街並みらしき風景が映し出され、真正面には大きくendlessSHOCK!の文字。

いよいよ始まる。これから、この舞台を見終わった後、自分はどうなっているんだろう。そう思わずにはいられなかった。

 

そしていよいよ開演。音楽が鳴る。幕が上がる。いよいよ光一さんが命がけで演じ続けているShowが始まる…!!!!

 

って眩しい!!!!!!!!!!!

ちょ、待っ、いや眩しい!!!!!!!!!!!!!!

 

宝塚ばりの大階段に仕込まれた大量のライトが容赦なく私の眼球を攻撃。開始早々目が潰れるかと思った。

強烈な光の中に一つの影。そう、堂本光一

照明が彼を照らす。

 

うっっっっっっっっわ顔!!!!!!!!!!!

顔が良い!!!!!!!!!!!!

 

そんな顔の良さに心の底から驚いている私に容赦なく畳みかける歌とダンス、そして人。人人人。

いやめっちゃ人多いなSHOCK!どっから出てきたん!?(A.舞台裏、袖です)

 

光と音楽と人の多さと顔の良さでスタートダッシュキメられた感ある。

ちなみにこのOPの音楽がずっと離れなくて、この日の夜ホテルで10回くらい口ずさんだ。中毒性半端ない。後日サントラ借りました。

 

OP凄かった…と思っていたのも束の間、突然同じ目線に光一さんが現れて息を呑んだ。心臓止まった。私も友人もヒュッと喉が鳴った。

そしてやっぱりお顔が綺麗。圧倒的顔面力。

そのままフライングで下降していく様がまぁ美しい事美しい事。

光一さんの体幹どうなってんの。吊るされているとは思えないほどの姿勢の良さ。ブレない。

顔の良さとフライングの美しさに死んだ。

 

1幕はざっくり言うと青春群像劇。

小劇場の役者たちが、大きな劇場(売れっ子)を目指して恋したり喧嘩したりして切磋琢磨していく。そんな時、チャンスが訪れ色々あったが大きな劇場で公演することになり、一躍人気劇団へとなっていく。

そんな中、コウイチとウチとでなんやかんやあって階段落ちて、幕。(雑)

いやいや、コウイチ死ぬのは知ってたけど1幕で死ぬんかい。

階段落ちってクライマックスの大技かと思ったら1幕で落ちるんかい。

 

ジャニーズお得意のトンチキ炸裂で物語はあってないようなものかと思っていたら、ちゃんと理解できたし楽しめたし、初心者でも置いてきぼり食らわずにすんだ。

どうやら今年から演出を大きく変更したから、物語がスッキリしたみたい。(友人談)

置いてきぼり食らわなかったとはいえ、目まぐるしく進む物語に歌、変化しまくるセット(舞台装置)と衣装と世界観に、1幕体感5分。

ただ座って見てただけなのにこの疲労感は一体。

幕間は己の尻のために極力立って過ごし、2幕へ。

 

1幕で割と分かりやすい物語だなぁという感想を一蹴する「絶望して死ね」のシェイクスピアと、マイケルジャクソンのスリラーの世界。目が点とはこのことですわ。

アッ、やはりジャニーズの血が脈々と流れ、この先も続いていく舞台なんだわと思い改めさせられました。

棺桶から復活したコウイチの、絶望と憎しみと諦めと狂気の表情がたまらなく好きでした。たまらずオペラグラスで覗いたよね。

あんな綺麗な顔があんな表情して「絶望して死ね」って言うんだもん。もう拒否権はない。素直に死ぬしかないよ、ウチ…。と、そっと肩を叩いてあげたくなりました。

 

2幕の見せ場と言えば、かの有名なリボンフライングでしょう。

私も今回初めてその飛ぶ姿をしかと拝見させていただきました。

 

ただただ美しかった。

 

命綱もなく、二本の腕の力でのみ自身の体を支えてリボンを翻しながら飛ぶあの美しさの影には、人並外れたたゆまぬ努力があるのだと思うと、感動と共に苦しさも感じてしまった。

何でそこまで努力を重ねることが出来るんだろう。危険なことに挑み続けることができるんだろう。

限界を超えて、ギリギリのところで輝く姿を見せてくれるんだろう。今まさに命が削られて光っている、その音が鳴っている。そう思った。

美しさとか危うさとか全部ひっくるめて、堂本光一のリボンフライングは早急に無形文化財に登録すべきだ。

これは国で護らなければ。伝えていかなければ。それだけ価値のある財産であり芸術であり文化だ、これは。

 

このフライング後、ステージに戻った光一さんとカンパニーの皆さんが並んでひとしきり拍手を受けたもんだから、「あ、これで終わりかぁ」と思ったら全然そんなことなくて、ジャニーズお得意の和太鼓叩き始めるし、傘持って飛ぶし、いやもう大丈夫だって!!!!!腕ちぎれるって!!!!!さっきあんた飛んでたじゃん!!!!リボン持って飛んでたじゃん!!!!飛ぶっていううか、翔ぶって感じじゃん最早!!!!!!なんでさらに過酷なことするん!!!!!!!腕いじめるん!!!!!!!やめたって!!!!!!!!!

と心の中の関西のオバチャンが嘆いておりました。

いやホントなんなん…、あの和太鼓いる???ジャニーズ和太鼓叩きすぎじゃ???ジャニーさん和太鼓好きなん???

 

和太鼓後に黒のギラギラ衣装を纏った光一さんが雷と共に背面セット割って出てきたときは「皇帝や…皇帝がおいでなすった……!!!!」と震えました。

あの光一さんは確実に国を治めてるし、大地割るし、なんなら天候操れる。神話に出てくる神様みたいだった。

 

しかし問題はその後である。

私の脳みそでは何が起こったか理解するのに数年は時間を要すると思うのだが、簡潔に言うと、光一さんが天井から吊るされた梯子伝いに目の前に降りてきた。

もう一度言う。光一さんが、目の前に、降りてきた。

今回、席が2階センブロのドセン席(しかもかなり前方)だったんですよ。聡い方はお判りでしょう。あの梯子芸でもれなく死ぬ席です。

4本の梯子をぴょんぴょん移動してるだけでも訳分かんないし、正直「あんた何してんの!?」って思ったし、目線の高さが一緒で近いし死ぬかと思ったけど、最終的に2階席のでっぱりに飛び移った時は、光一さんのお顔の美しさと小ささと美しさとカッコよさに全部宇宙の彼方に吹っ飛んだ。

 

いやもう顔ちっさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大きいとは思ってなかったし、芸能人だし顔小さいんだろうなと予測もついていたけど、想像以上に顔が小さくて驚いたし、何より彫り深っ!!!!!!!!!!

こんなに彫深いの!?!?!?!聞いてないし!!!!!!!!こんなにデコボコしてるの光一さんの顔って!!!!!!!あんなにスッキリしてるくせに!?!?!?!?

ってかなによりスタイル良!!!!!!!!!!!!!!

奇跡のバランス!!!!!!!!!この顔の小ささに肩幅に筋肉にウエストの締まり具合と身長・・・・・・・奇跡じゃんこんなの・・・・!!!!!!!!!!

 

最高に素晴らしいお顔が間近にあって、演技してて、呼吸を忘れた。たぶんずっと息止めてた。

初めましてendlessSHOCKがこんな席だなんて、贅沢すぎて痛風になるかもしれん。しかしそれも本望。ありがとうチケットの神様。

 

私の元まで飛んできてくれた()光一さんは、華麗に飛んでステージへと戻って行きました。あれだけのことしておいて、美しい姿勢のまま飛べるってなんなの…光一さんの身体どうなってるの…

 

光一さんの顔の余韻が酷くて、この後の記憶が曖昧。光一さんの顔の威力よ…。

熱に浮かされた脳みそでポーっとなってるところに、赤い衣装に身を包んだ光一さんが精悍な顔つきで登場したとき、思わず「無理・・・・・・・・!!!!」と一言零して泣いた。

 

あれは無理、あれはダメ、泣いちゃう。

正直何故泣いているのか自分でもハッキリとした理由は分からなかった。

もし自担、推しが同じような舞台をしていたら毎日不安で胸が潰されてしまう、とか。

なんでこんな危険なことを毎年、毎日続けてるの、無理しないでよ、という誰目線かも分からない不安とか心配とか。

光一さんの確固たる信念、誰にも侵されないプライドの強固さ、鋭さに畏怖した涙なのか。

どれなのかは分からないけど、とてつもなく胸を揺さぶられた。

 

赤い衣装に身を包み、しっとりと歌い上げ、最後に魂が散って桜の木の下で眠るコウイチ。

……いやいやもうなんてゆうかめちゃくちゃCLAMPの世界で年代的にビシバシ刺さりました。

桜の木の下で死ぬとかやっべぇ……やっべぇ…

 

嗚呼、コウイチが本当に死んでしまった、空へと還ってしまった…と虚無感を抱いたのも束の間。

桜の精(と勝手に思ってる)たちがお迎えに来て、キャストみなさんも白い衣装(とてもドレッシー)に身を包み、サライ的な曲を合唱。

階段のてっぺんには純白キラキラの衣装に身を包んだ堂本光一

 

ウッ・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!(心臓発作)

 

こ、光一~~~~~!!!!我が国の王子~~~~!!!!!!(国旗の旗を振る絵文字)

顔がべらぼうに良いぞ光一~~~~~~~~~~!!!!!!!!

なんかわからんけど地球救った感ある!!!!!!!ありがとうコウイチ!!!!

 

何度目かも分からないくらい、王子様スタイルの光一さんに見惚れた。

日本人男性で、こんなにも白くて煌びやかで非現実的な衣装が似合う人って他にいる??いや居ない。

エンディングのキャスト紹介兼ショータイムはとても華やかで、1幕の雰囲気もあり笑顔でスタンディングオベーションEndless SHOCK、これにて終幕。

 

終わってしばらく席から立ち上がれないくらいの衝撃(SHOCK)の余韻があった。

友人と、「すごい・・・やばい・・・顔・・・やばい・・・」とIQ2レベルの会話しかできないくらい脳みそ攻撃された感ある。

 

ここはNY、ブロードウェイつってんのに登場人物の名前はゴリゴリの日本人だし、会話に挟まれる「マツザキ!」にビクっとしてしまう。

更に劇中劇が多くあるから仕方がないことだけど、半分は和の雰囲気だし、もはやここがどこなのか、何時代なのかも分からなくなるくらい混乱する舞台ではありました。

でも、とてつもないエネルギーを感じ、心揺さぶられ、涙があふれる舞台でもありました。

そう、SHOCKは頭で考えてはいけない。考えるな、感じろ。

まさに、観劇ではなく体験する舞台でした。

 

光一さんは勿論のこと、メインキャストのみなさん出たり消えたり激しくてワープでもしてるのかと思った。あれ本当にどうなってるの。イリュージョンなんだけど。マジックショーでも見てるのかと思った。

 

あと光一さんの衣装替えの回数が予想以上に多いし、ソロコンかよって思う瞬間もしばしば。

白い王子様みたいな衣装(なぜか何種類もある。ありがとう)がとにかくカッコよくて顔が良くて立ち姿素晴らしくて顔が良くて顔が良くて死んだ。

20年以上前からかっこいいことは十分知っていたにも関わらず、光一さんの顔の良さに何度も驚いたし見とれた。王子様顔と言われるゆえんよ。2階席から肉眼で見ても分かる顔の良さね。

あと美波里さんの存在感たるや。どこにいても美波里。いつ見ても美波里。すごい、すごいぞ美波里。

若い女に負けない派手さと華やかさとキラキラジュエリー(物理)。大好きです。

 

 

こんなにも余韻が長く続いた舞台は初めてでした。この日一日、眠るまでずっとSHOCKの話をしていたもの。まさにendlessSHOCKSHOCKは終わらない…SHOCKは永遠なり…!!!

 

とにかく私が最後に言いたいことは、SHOCKはいいぞ!!!!!!!!!

Show must go on!!!!!!!!!!!