推しの笑顔は8億点

好きな人を好きなだけ

一生一緒に遊んでね。-「PAGES」和歌山のラップ地巡り-

 

今年のSexy Zoneの全国ツアー「PAGES」内で、地方ごとに披露された風磨くんのご当地ラップ。

その中の和歌山のラップの歌詞に出てきた名所、名物を風磨担と巡ってきました。

 

今後和歌山ラップ巡りをしようかと考えている人のルートや時間の参考になればと思い、ここに残しておこうと思います。(ツアーが終わって約半年、今更感は否めない。)

 

まずは歌詞のおさらい。

 

「和歌山のRAP」 曲:20-Tw/Nty-

あの日のこと覚えてますか?

僕は上手いこと泳げてたかな

おどけてながら 踊れてたかな

白良浜口ずさむLa La La…

ただただ笑ってくれた君

円月島に願う僕らの日々

二進も三進もいかなくなって

無言のまま眺めた雑賀崎

グリーンソフト奢って奢られて

ふざけすぎてはまた怒られて

大人2名の切符買ってスキップ

めでたいでんしゃの色味が好きっす

終点の加太の港

気づけばもう陽は落ちそう

もし今日が終わったとしても

一生一緒に遊んでくれよ

 

 

 

出てきたのは「白良浜」「円月島」「雑賀崎」「グリーンソフト」「めでたい電車(ピンク色)」「加太駅(加太駅キューピー)」「加太港」。

盛りだくさんです。ライブ前日によくこんなに回ったなと思います。

 

≪私たちについて≫

・関西在住

・車は使わず公共交通機関で巡る

・日帰り

白良浜には絶対行きたい。夕暮れ時に行きたい

 

ということで、いろいろ調べ吟味した結果白良浜」「円月島」「グリーンソフトを食べる」、この3点に絞りました。というかこの3つが限界だった。

和歌山はそんなに電車の本数が多くないため、移動手段や時間が限られます。そのためどんなに色々行きたいと思っても、断念するしかありませんでした。

車がある、運転できるなら車での移動をオススメします!

ご当地ラップの場所は分かりやすい場所でしたし、道もある程度大きな道でした。私が行ったのは日曜日でしたが、交通量もそんなに多くありませんでした。

ナビさえあれば、土地勘が無い人でも巡れると思います。

 

では当日の流れと感想を垂れ流します。

 

▼JR大阪駅 09:55発 大阪環状線紀州路快速 乗車

 JR和歌山駅 11:27着

 紀州路快速は前4両、後ろ4両が途中駅(日根野駅)で切り離されます。間違うと関西空港に連れて行かれます。

大阪駅のホームには、私のようなうっかりさんのために、めちゃくちゃ大きく関西空港行きは前4両!!と書かれていますが、事前に知らなかったらこの張り紙の意味すら分からないのでご注意ください。

 

▼JR和歌山駅 11:46発 紀勢本線 乗車

 JR和歌山市駅 11:52着

 *この紀勢本線は1時間に1本(時間帯によっては2本)。

 

和歌山市駅に着いたら隣の線路にめでたい電車が停まっていました。それだけでテンション上がる単純なオタク。

色は赤色でしたが、全然嬉しいもんですね。記念に写真撮りました。

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和歌山市駅から徒歩で【グリーンコーナー築地橋店】へ向かいます。

Googleマップでは徒歩21分。実際歩いてみてもそんな感じ。

大きな道を歩いていくので、地図さえあればたどり着けます。

 

グリーンコーナーについたらテンション爆上がり。風磨くんがグリーンアイスを食べてた入口見るなりテンション爆上がり。チョロイオタクよほんと…チョロオタよ…

2人とも空腹だったのでここで昼食。

グリーンコーナーは地元で愛されるファミレスみたいな感じ。メニューが豊富でした。ラーメン、カレー、チャーハン、パフェなどなど。明石焼きなんかもあったな。

友人はスガキヤみたいって言ってました。

私と友人は代表メニューっぽい「てんかけラーメン」を食べました。天かすがたくさん乗ったラーメンです。美味しかった♡

なによりどんぶりのグリンちゃん(アヒル)が可愛い。

ラーメンは全く映えないけどグリンちゃんを見てくれ。

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グリンちゃんが大好きな私と友人はグリンちゃんグッズを購入。マグネットとキーホルダー♡可愛いんだぁ♡

きっと買う人滅多にいないんだろうね。レジのお姉さんの戸惑い半端なかった。

 

そして食後にはグリーンソフトを。このグリーンソフトには硬いのと柔らかいのがあって、風磨くんが食べてたのは柔らかいの。その場で店員さんが作ってくれます。

グリーンソフトを受け取ったら即入口へ!溶ける前になんとか写真を撮り、光の速さで食べる。この日は天気が良かったのと風もあり、溶ける溶ける。味わうヒマなどない。ごめん!

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抹茶味だけどかなりサッパリした抹茶なので、食べやすいです。だから早食いできたのもある。

食べた後じっくり写真を撮り、大満足で和歌山市駅へ戻りました。

 

本来の予定は和歌山市駅から電車で和歌山駅へ戻るようにしてましたが、電車の時間がまだ先であることと、街中を走るバスに乗るほうが風磨くんっぽいね、ということでバスで和歌山駅へ戻りました。駅に着いたらちょうどバスが来たのもある。

なので何分発のバスか不明です。和歌山駅までは約15分くらいで着きます。

 

(予定していた電車)

▼JR和歌山市駅 14:03発 紀勢本線 乗車

 JR和歌山駅 14:10着

 

和歌山駅で特急の切符を購入して白浜へ!白良浜、そして【円月島】へ!

ちなみに自由席で行きました。

 

▼JR和歌山駅 14:18発 特急くろしお 乗車

 JR白浜駅 15:41着

 

このときうっかりホームを間違えて乗り遅れそうになった。あぶな…

3分前でも自由席座れました。

 

白浜駅 15:55発 明光バス《105白浜駅・三段壁線(三段壁行)》乗車

 白良浜 16:17着

 

白浜駅にはバスロータリーがあり、案内してくれる係員の方もいたので、乗り場が分からないなんてことはありません。

また、バス乗車券を販売しているので、行き先までの乗車券を事前に購入できます。小銭が足りなかったら…なんて不安を抱えて乗車しなくて済む!素晴らしい~!私たちは往復買いました。

ICカード使用不可(2019年10月時点)

 

そしてそして白良浜到着!

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うわーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!ふまけん!!!!!!!!!!

この日一番テンションが上がりました。

もともとここに来たくてこの和歌山旅を決めたので、そりゃ上がるよね!!!!!

 

白良浜は砂が白くてサラサラしていることが特徴です。

裸足で歩いたけど、本当にサラサラ!全然痛くない!気持ちい~!

 

この日何度目か分からないMy Lifeのイントロ口ずさんだり、ちょっと踊ったり、白良浜口ずさむラララ~♪って歌ってみたり。

オタクって楽しい~~~~~~~~!

 

お互いPEGESドキュメントの和歌山映像を確認しつつ、ふまけんこの辺りじゃない?この景色だよね?うわ!ここらへんだ!一緒だ!うわー…ふまけんがここに来たんだね…なんて感動したりはしゃいだり、最高に楽しかった!!!!!

オタクって楽しい~~~~~~~~~!!!(何度でも言う)

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生憎の曇り空で夕日は見れなかったけど、大満足。海水浴のシーズンではないから人はそんなに多くないし、景色は綺麗だし、かなりのんびりできました。

 

この和歌山旅を検索した際に、近くに無料の足湯があることを知ったので、そこまで歩いていきました。

「御船足湯」というところです。本当に歩いてすぐ。徒歩8分です。

足湯に浸かりながら円月島見れるって最高やん?

10人くらいでいっぱいになるような足湯。日没の時間だったのでちょっとだけ待ちました。

気持ち良かったな、足湯。旅行っぽい気分も味わえるし。とってもリフレッシュできました。

ここで円月島をじっくり眺めたんですが、風磨くんが映像の中でかっこつけてた場所の特定はできませんでした。てきとうに車停めて撮ったんじゃないかな~と予想。

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調べてた時は白良浜のバス停まで戻る予定でしたが、その一個手前のバス停「白良浜バスセンター」が近かったのでそこから乗車しました。

多分これに乗ったんだと思う↓

 白良浜バスセンター 17:36発 明光バス≪102白浜町内循環線(白浜バスセンター方面)≫

 白浜駅 17:56着

 

▼JR白浜駅 18:19発 特急くろしお

 JR天王寺駅 20:33着

天王寺まで来れたら移動手段が増えるし簡単なので省略します。

特急で新大阪駅まで行くのもアリですが、私たちはそこまで行く必要が無かったので天王寺で下車しました。ちょっとでも交通費浮かせたいし。

*終電を調べていたんだけど、1本早い特急に乗れました。もしあのバスに乗れなかったら19時台の特急でした。なにもかも1本逃すと代償がでかい和歌山。田舎あるある。

 

ここで一個失敗した点は、帰りの電車内で食べようと思ってた晩ご飯を白浜駅で買おうと考えていたことです。

駅の売店、ご飯系軒並み全滅!!!

白良浜近くにはコンビニがあるので、電車内で何か食べる場合はコンビニで買っておく方が賢明です。

 

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ご飯代わりに買ったかまぼことパンダの煎餅。煎餅は米、煎餅は米だから…

 

 

ほぼ移動に費やした和歌山ラップ地巡り。

なんせ白良浜が遠い。アホほど遠い。白良浜を諦めたら、「めでたい電車」に乗って「加太駅」「加太港」へ行けたと思います。「雑賀崎」も行けるし、交通費はもっと削減できたでしょう。

でも、ふまけんのデート地()白良浜は外せないっしょ。マストっしょ。ってことでこんなルートになりました。

 

風磨担と何でわざわざこんな遠い場所(白良浜)に来たんだろうかと会話をしている中で、結論出ました。

健人くんが一緒だからだわ。スーパーアイドル中島健人さんがバレないためにも、人里離れた白良浜まで来たんだわきっと。しかも日が落ちる暗い時間にね。流石菊池風磨、抜かりなし。

ケンティ守るためかぁ~~~!クゥ~~~~!!!

ふまけん担二人で唸ったよね。

もちろん風磨くんもスーパーアイドルですが、風磨くんって馴染みそうじゃん?なんとなく。スッてオーラも気配消しそうじゃん?

 

急遽決めた和歌山行き。それにしてはサクサク移動できたし、希望の場所には全部行けたし大満足のものとなりました。

和歌山はコンサートぶり、2回目の訪問でしたが、本当に日曜日なの?と思う程道路も街ものどかで、混雑なんて無くて、とにかくのんびりした素敵な町でした。なんて素敵な和歌山なんでしょう。

 

風磨くん、健人くん、そして勝利くんが行ってなかったら和歌山に行きたい、ラップ地巡りたいなんて強く思わなかったし必死に調べるなんてしなかっただろうな。こうして友人と楽しい思い出を作ることもなかったでしょう。

Sexy Zoneには本当に感謝です。

あーあ、オタクって楽しい~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

  

■所要時間と交通費まとめ

大阪駅和歌山駅(1時間29分、1,270円)

和歌山駅和歌山市駅(7分、230円)

⇒⇒【めでたい電車】【グリーンコーナー築地橋店】

和歌山駅へ戻る(電車は7分、バスなら15分程。バス料金忘れました。)

和歌山駅白浜駅(1時間16分、3,400円)※特急券+乗車券。自由席料金。

白浜駅白良浜(22分、340円)※バス

⇒⇒【白良浜、円月島】

バスで白浜駅まで戻る(22分、340円)

白浜駅天王寺(1時間59分、4,840円)※特急券+乗車券。自由席料金。

 

ご当地ラップが聞けるよ!

通常版特典映像のドキュメンタリーは必見!

光一担化が止まらない母の話

今年、初めて母を「endless SHOCK」へ連れて行った。

元々舞台観劇が好きな母は、昔からミュージカルや舞台、歌舞伎等を見に他県へと足を運んでいた。

そんな母だから、SHOCKが博多座でやっている頃、「いつか行ってみたい」と何かの会話の中で私に言って来た。昔からライブや舞台に行きまくっていた私なら、チケットを取ってくれると思ったのだろう。

だがその時はまだジャニーズに転がり落ちていなかったし、ジャニーズの、しかもSHOCKのチケットなんて一生取れない、SHOCKを見に行くなんて夢物語だと諦めていた。

ところがどっこい見事(?)ジャニーズに転がり落ちてファンクラブ会員になった今の私には手段がある。おそらく一般人としては最強の手段が。

今年は梅芸でも公演がある。大阪だ、それなら母を呼べる。

 

ちなみに、去年は地方公演がなかった。そのことを告げた際の母との会話。

 

私「今年は博多座も大阪もないらしいよ」

母「そっか…。きっと光一くんは剛くんのそばを離れたくないのね」

 

オタク顔負けの発言をしていた。

 

話を戻そう。母をSHOCKへ連れて行くべく、日程や時間帯を考えに考えファンクラブ先行でエントリーするも撃沈。そんな…!ど平日の真昼間やぞ…!

KinKi担の友人にファンクラブ以外の先行や一般の情報を教えてもらい、とにかく電話電話、エントリーエントリー。

そしてなんとか『一般先行』という一般なんだか先行なんだかよく分からない枠でチケットをご用意いただけた。これ逃したらあとは一般の電話しかなかったから良かった、ほんとに…。

しかも協力してくれた友人も取れており、発券したらあら不思議。奇跡の4連となりました。それなら!と姉も誘って親子3人でSHOCK観劇。

 

チケットが取れた事を報告したら喜んでくれたし、私も初めての梅芸SHOCKに浮かれて関西旅行のスケジュール表を作る始末。

しかし、不安はあった。今までジャニーズの世界にほぼ触れてこなかった母と姉。

ジャニーズの塊ともいえるSHOCKを見て、どう思うのだろうか。

「なんかよく分かんなかった(つまらなかった)」なんて思ったらどうしよう。可能性はある、全然ある。

感性は人それぞれだから、誰がどう感じ、どう捉えようが自由だ。それもエンタメの醍醐味。みんな違って、みんないい。

でも、めちゃくちゃ有名で人気な舞台だから二人の期待値は高いだろうし、それをジャニーズお得意のトンチキでへし折られたら…。

 

 

 

 

 

なんてことは杞憂に終わった。

 

母、一番泣くわ溢れる想い止まらないわで娘もびっくり。

「光一くん、すごいね…。小さい時から見てるからかな…すごく努力したんだなぁって。そう思ったら涙が止まらなくて…すごいね、光一くん…」

終演後、梅芸のロビーで静かに涙を流しておりました。

ちなみにこの時姉は追加で光一君のクリアファイルを買いに行っており、合計5枚のクリアファイルが手元に揃いました。感動したらお金払いたくなるってオタクも非オタ関係ないんだな…

 

 

それからというもの、母からの電話にはちょくちょく光一君の名前が挙がってくる。

 

母「今日光一くんがNHKに出るらしいよ!知ってた?」※密会レストラン

母「NHK見てたらたまたま宣伝で流れてきたのよ!あー!光ちゃん!♡って。見なきゃね!」

母「光一くん面白かったね♡なんかさ、光一くんって喋ると普通の男の子なのがいいよね~。全然飾らないっていうか、素朴な感じ♡」

母「やっぱり普通にお付き合いできないのね、大変ね~」

母「この前チャンネル変えたら光一くんが出てたのよ!なにあの番組!知ってた!?※どうやらブンブブーンを見たらしい

母「光一くん、可愛い笑顔だったぁ。笑顔かわいいよねぇ。(SHOCKで)この笑顔を見たんだなぁって…(余韻に浸る)」

母「今でも(SHOCKを)思い出したら涙が出てくるのよ…」

 

 

多趣味ではあるけど誰かにハマるとか今まで聞いたことないし、オタク的な性質は持っていないと思っていた母までもここまで落とす堂本光一……恐るべし…!!!!!

 

まさか母がこんなにも光一くんにハマるなんて娘びっくり。

一緒に住んでいれば毎週ブンブブーン予約録画してあげるし、今までの音楽番組も見せてあげられるし、曲だって聞かせてあげられるのに。残念。

年末実家へ帰省する際にはSHOCKのサントラとKinKiのベストを焼いて持って行ってあげようと思います。

 母に楽しみを増やしてくれてありがとう、光一くん。

 

  

※この先は余談です。母と姉とSHOCKに行けたことが嬉しくて、自分のために思い出をツラツラ書きたいだけ書いているだけです。

 *****

梅芸に入るなりグッズ列に並ぶ私と母。

何を買うのか聞くと「クリアファイル」とのこと。

 

私「写真じゃなくて?」

母「何種類もいらないし、大きいのがいい」

なるほど。

 

光一くんだけかなと思ったら、「あの甲冑着てる人カッコいいね。」

母、辰巳くんのことをお気に召す。

 

私「私はあのスーツ着てるが人好き。福ちゃんっていうんだけど」

母「じゃあ福ちゃんも買う」

買うんだ!?

 

私「あの人は福ちゃんと辰巳くんと同じグループの人なんだよ。ひょうきんで面白い人だよ」

母「あの人はいいや」

ドンマイ松…

 

母「あの人は誰?」

私「中山優馬だよ。光一くんのライバル役で結構出番多いよ。ほら、一人で旅行の番組とかに出てる」

母「あ~~、あの子ね!こんな顔だったっけ?」

 

結局、4人買ったら5人全員買わないと悪い気がするから3人にしとく、という母理論のもと、光一くん、辰巳くん、福ちゃんの3人のクリアファイルをお買い上げ。

終演後、姉が光一くんを2枚買い、母も追加で1枚、私の分も1枚買ってくれて結果5人の光一っくんがやってきました。並べた時の圧が凄かった。

観劇後の食事の席で買ったクリアファイルを眺めながら「やっぱり実物がいいねぇ…」としみじみ言ってました。

ちなみに、二人とも松崎さんの覚え方が完全に「美波里さんを好きな人」になってた。

 

めちゃくちゃ感動した母だけど、実は1幕の後半居眠りこいてました。

普段からテレビを見てても映画館でもすぐに居眠りしちゃう母だから、もしかしたら途中寝ちゃうかもなぁとうっすら思ってはいたけど、このタイミングで寝ないで…!

もうすぐあの有名な階段落ちが始まろうとしているとき、寝ていることに気付いた私の気持ち察して。めちゃくちゃ焦ったから。どうにかこうにか起こして…!って姉に念を送りました。(母の隣に姉が座ってた。)

休憩時間に聞いてみたら、「ずっと喧嘩しててギャーギャーうるさかったんだもん。何してるか分かんなかったし」

 

二人とも何でユウマがコウイチにキレてるのか分からなくて、1幕最後の階段落ちの時何がどうしてどうなったのかが分からなかったらしい。なんで刀抜いて驚いてるの?と。

2幕内での説明でやっと把握したそうです。

 

姉はすっかり美波里さんの虜になっていた。

「美波里さん、背が高いねぇ!大きいねぇ!声もすごいし歌も上手いし、すごいねぇ!そして一人だけキラキラの量が多いねぇ!」

「スクリーンに美波里さんの表記がBeverlyで“うわ!Beverly!!”ってなった」

「美波里さんが抱いてた光一くんの写真欲しいって思っちゃったよ~!あれ売ればいいのに!」(劇場に飾っていた写真のこと。遺影みたいなやつ)

 

姉「あのオープンカーの演出は何?」

私「わからん」

姉「なんで光一くん運転席じゃないの?なんであんなにどや顔で乗ってるの?」

私「わからん」

 

リボンフライングの事を説明したら、「ヒェ~~~~~~」とひっくり返る二人。

でしょうとも、驚くでしょうとも、衝撃でしょうとも。

姉はこの時の衣装が好きらしく、二の腕の筋肉すごいと驚いていた。だよね。私もあの白衣装好き。

 

長いことライブや舞台に通っているけど、自分の趣味に家族を連れてくることは今回が初めてで、どうなることかと若干の不安はあったけど、母も姉も楽しんでくれて、観劇後の食事でも、帰り道でも、母は次の日もその後も楽しかった、良かったってたくさん言ってくれて嬉しくなりました。いい思い出にもなりました。

また、母の誕生月が9月ということもあり、良い誕生日プレゼントになったかなって。

 

いわゆる母や姉はオタクからしたら「一般人」にあたる存在で、「普通」なんだと思う。

そんな人が何の事前情報・知識も無い中SHOCKを見て、触れて、体験して、こんなにも感動できて楽しめるって、やっぱりジャニーズというエンターテインメントってすごいんだなって実感。

良くも悪くもジャニーズ関連のチケットはファンクラブ会員分でほとんど売り切れちゃうし、一般の方への窓口がとっても狭い。(これはジャニーズに関わらずかもですが)

もっともっと、多くの人に知ってもらいたい。こんなにも感動できて、おもしろくて、心揺さぶるショーがあるってことを。

ジャニーさんの残してくれたエンターテインメントを、多くの人に知っててもらいたいと強く思いました。

おやすみなさい、優しい王子-舞台「Hamlet」感想-

2019年10月5日(土)、風磨くんが主演を務める「ハムレット」を観劇した。

 

私にとって初めての東京グローブ座Twitterでさんざん見たくせに、実際あの大きなハムレットの看板を見た時は新鮮な驚きがあった。

風磨くん一人の写真がこんなにも大きく掲げられているのがとても誇らしく、感動した。

 

丸いステージを半分以上、3分の2くらいを囲むように客席がある造りの東京グローブ座。中に入るなり驚いた。嘘でしょ。近い狭い近い。

私の席は2階席の最後列。にしたって近い。もっとステージから離れていて、もっと見下ろす形になると思っていたけどそうでもなくて素直に嬉しかった。

ドームやアリーナに慣れてしまった私には、グローブ座の狭さに驚愕したと同時に、これはチケット取れないはずだと納得。

1度でもグローブ座でのハムレットが観劇できる機会に恵まれたことに、より深く感謝した。

 

12:30定刻。開演。

ステージ中央がスモークで覆われた中、声だけが聞こえる。霧が晴れていくように徐々に人影が見える演出にまず感動した。

何て緻密な。スモークの量とか照明の具合とかかなり計算された演出。

この冒頭のスモークのように、見せ方・魅せ方が上手いなー!と。誰目線だよって思われても仕方ないけど、そう思ってしまった。

 

舞台はとてもシンプルでほぼセットは無し。あってテーブルと椅子が何脚か。あとは照明で雰囲気を作っている。

ちなみに私が好きだったのは、多用されてたモノクロのモヤモヤしたマーブルみたいな、床に映されていた照明。2階席だからこそ床に当てられた照明が良く見えて、より雰囲気が分かるのが良かった。

舞台と聞くと勝手に劇団四季や宝塚のような豪華なセットを想像してしまうから、このシンプルさに驚いた。これは完全に演者の演技力の高さが必要じゃないか。

それでも、場面が想像できたのはキャスト皆様の演技力、表現力のなせる業なんだろう。あと日本語訳の文庫を事前に読んでいたことが大きい。

 

このハムレットの上演が決まった際、脚本は松岡和子さん翻訳のハムレットだと知り文庫版を購入して2回読んで予習。

そのおかげもあり、難しいイメージのハムレットがスッと理解できた。『私この問題知ってる…!』という進研ゼミ体験をこの舞台でするとは。

しかも文字だけでは分かりにくかったニュアンスや感情が伝わるからより楽しめる。観劇後再度読み返したら、めちゃくちゃ分かりやすくてどんどん読み進められた。今度はムスカ体験。読める、読めるぞ…!!

 

意外だったのが、結構客降りするということ。

セットがシンプルだからそうしたのか、そうするからセットをシンプルにしたのかは分からないけど、長時間の上演だしこうして役者が色んな所に登場するのはいいのかも。だらけないというか。メリハリがつくのかな。実際観劇してみて、中だるみが無いと思ったし。

ただ、客降りした時スポットライトの端だったりその光で観客の顔も見えてしまうのが、なんだかちょっと冷めた。急に現実に戻る感じ。なるべく見ないようにしても、どうしても視界に入ってしまうし。しょうがないことなんだけど。

 

原作(というか翻訳本)を読んでいたからこそ、どこをどのように削ぎ落すんだろうかと思っていたら、ほぼそのまま上演したものだから驚いた。あの長ったらしいハムレットの独白も、全部。

圧倒的だった。狭い会場でステージが近かったせいもあるだろうけど、こんなにも一人の人間からのエネルギーを感じることってそうそうない。

ほとんどセットの組まれていないステージの上でたった一人、孤独に激情を吐き出すハムレット。精神を震わせるハムレット

圧巻だった。ああ、凄い。引き込まれる。飲み込まれる。外からハムレットを見ているのに、グローブ座がハムレットとなり、自分が彼の中に入っているみたいだった。

 

舞台を見て印象ががらりと変わったところがある。

ハムレットがガートルードの部屋でポローニアスを刺殺したシーンだ。

隠れて聞き耳を立てているポローニアスに気付いて「ネズミだ」と言って刺し殺すハムレット。その後ガートルードとの会話で「おやすみなさい」と数回言うのだけれど、この「おやすみなさい」が『さようなら』に聞こえて仕方がなかった。

息子をどうにか正気に戻し、家族円満に過ごしたい母親。義父への復讐を諦めきれない息子。

殺人という罪を犯してしまった。そしてあなたの夫であるクローディアスへ復讐する。もうあなたの愛する息子ではなくなってしまった。

―――さようなら、ごめんなさい、さようなら。

―――せめて今夜はどうか良い夢を。おやすみなさい。さようなら。

 

風磨くんの言う「おやすみなさい」がとにかく悲しくて寂しくてずっと胸に残った。

ここが一番好きなシーンになったし、もう一度見たいと思ったシーン。

 

この物語の「おやすみなさい」って、とても悲しいお別れの言葉として使われているように感じた。

ハムレットに酷い言葉を言われて傷ついて、父親も死んで気がふれてしまったオフィーリアも最後に「おやすみなさい」と言って出ていくし、ホレイショ―は死んでしまったハムレットを抱き締めながら「おやすみなさい」と悲しみの中伝える。

悲しい。とにかく、この劇中に出てくるおやすみなさいを聞くと、とても悲しい気持ちになる。

 

風磨くんは最初から最後までハムレットだった。その時代のデンマークに生きる青年で、王子で、王位継承者だった。

特に三幕で白い衣装を纏って登場したとき。ああ、王子なんだと思い知らされた。ちゃんとこの人は王子なんだ、と。

勿論風磨くんはカッコいいし、衣装で王子様みたいな恰好もするし、ステージの上ではキラキラして眩しいけれど、王子様って思ったことはなくて。あんまり結びつかないというか。

でもめちゃくちゃ王子様で高貴で驚いた。

 

風磨くんのハムレットって、なんだろう、愛おしい。うん、愛おしい。

原作読んでいるときはそんなこと感じなかったし、物語の理解が追いついてない事もあって感情移入もしにくいし、よくわかんないなーって印象だったけど。

ハムレットの愛情深さが伝わる「ハムレット」だった。

両親への愛、親友への愛、恋人への愛。たくさん愛を持っている青年だった。

その愛が恋人のオフィーリアへうまく伝わってない事が悲しくもなった。

 

観劇数日前に、風磨くんの「尼寺へ行け」は「愛してる」にしか聞こえないという内容の感想を見かけた。

まさにそれ。こんなに切なくなる「尼寺へ行け」ってある?

ねえオフィーリア、なにを悲しみ嘆く必要があるの。こんなにも愛されているのに。

たしかに恋人がおかしくなっちゃってあんな態度取られて、悲しいし、ショックだと思うけど。よくある本人だけが分かってないって状況なんだけど、それがもどかしくて、悲しくて、やりきれなかった。

オフィーリアの埋葬の場面では、ハムレットとオフィーリアだけが白い衣装だったのが印象的。まるで結婚式みたいだ。

 

ところどころ笑えたことが不思議だった。悲劇なはずなのに笑いが起きる。

私が舞台のハムレットを知らなくて、一度も見たことがないからかもしれないけど、てっきり最初から最後まで暗くて重い雰囲気だと思い込んでいた。

そして大人向けだな、とも思った。わりと下ネタという意味で大人向けというのもあるし、ハムレット本人が頭が良い、回転が速いというのもあるんだろうけど。

私が今まで見てきた舞台の中には、シリアスなシーンの隅っこでひょうきんな役がちょっとふざけて笑いを取るというような、雰囲気ぶち壊し系も少なくなかったので、このちょっとしたおふざけシーンはとても好感が持てた。

 

古典作品で時代もうんと昔の物語で国も違うのに、古臭く感じない。しかし現代に置き換えてるわけでもなくて、言葉だって変にアレンジしてなくて、ちゃんとその時代だと感じられる。とても絶妙なライン。これが演出の力なのかな。舞台の事はさっぱりだし、詳しくも無いけど。きっとそうなんだろう。

 

初めて見るハムレットがこれで良かった。そして、他のハムレットは一体どんなものなのか興味が湧いた。でも、別のハムレットを見てイメージが変わることも怖いと思ってしまうジレンマ。

 

 

見終わった後の感動や高揚感や、どこか清々しく思える疲労感は忘れられない。

見くびってたわけではない。きっと風磨くんならやってくれると思っていた。素晴らしいハムレットを作り上げると信じていたし、期待もしていた。だって私は知っているから。彼がとてつもなく負けず嫌いで、努力家であることを。だから彼を信じていた。

それでも、あまりにも有名すぎる作品、役柄に、恐怖を感じていたし緊張していた。私が。

開演直前にトイレに駆け込むくらい緊張していた。私が。

しかしそんなのは杞憂だった。世界的に有名な作品、多くの役者が演じてきた役、初舞台初主演。あらゆるプレッシャーを背負いながらも、彼の、彼だけのハムレットを見せてくれた。それも最高の形で。

何度でも見たいと思った。何度でも、このグローブ座で、菊池風磨ハムレットに浸りたいと思った。

そして、もっと色んな役、色んな演技を見たいと思った。

だからお願い。また舞台に立ってくれ、菊池風磨

 

命の削れる音を聞いた-endlessSHOCK初観劇感想-

先日、人生で初めてSHOCKを体験した。

これは「見た」ではなく、「体験」と呼ぶ方が正しいと思う。

私はSHOCKを体験した。

 

コンサートのネタバレなどは気にならないが、この舞台だけは極力何も知らない状態で見たいと思い、過去のレポやあらすじなどは調べずに行った。

ただ、コウイチが死ぬということだけは友人から聞いていたのと、有名すぎる階段落ちとフライングのことは知っていた。

ってか日本一有名でチケットが取れないとされている舞台のあらすじが一般的に知られていないってすごくないか?

…と思ったけど、観劇後あれはそう簡単に口だけで説明できるものではなく、見た人だけが知り、体感できる世界なのだと理解しました。なんなの、帝国劇場ってブラックボックスなの?

 

帝国劇場に着くやいなや、でっかい光一さんの写真がたくさん待ち構えて、しかもどれもこれも素晴らしいお顔でこれだけで震えた。

すごい、SHOCKすごい、光一さん以外も出演しているのに光一さんだけの写真で許されてる、すごい、帝国劇場の主、堂本光一すごい…!!

帝国劇場が堂本光一博物館みたいになってるやんけ!そう思いながら無心にスマホのカメラに美しいお顔を収めました。

 

いざ中に入ると劇場の柱までもSHOCK仕様で思わずのけ反った。

まじか、ここもか、ここまでもSHOCKなのか…!

友人の付き添いで物販列に並んでいるとき、ステージフォトなるものがまるでジャニショのように掲示されてたからそれ眺めてたんだけど、これ本当に一つの舞台なの?ってくらい光一さんの衣装が違うし、しかも種類もあるし時代も良く分からないし軽くパニック。

始まる前から謎を深めていくスタイルのSHOCK…ワクワクすっぞ…!

物販購入した友人に光一さんの写真を見せてもらったら安定の全部同じ表情でワロタ。もはやスタンプやん。

 

 

※以下はネタバレ含みます。SHOCK未体験で今後SHOCKを体験するかもしれない方は読まないことをオススメします。

是非なにも知識が無い状態で体験していただきたい。

 

 

 

 

 

 

開演5分前には着席。

ステージの壁や上下の壁(柱?)にはNYの街並みらしき風景が映し出され、真正面には大きくendlessSHOCK!の文字。

いよいよ始まる。これから、この舞台を見終わった後、自分はどうなっているんだろう。そう思わずにはいられなかった。

 

そしていよいよ開演。音楽が鳴る。幕が上がる。いよいよ光一さんが命がけで演じ続けているShowが始まる…!!!!

 

って眩しい!!!!!!!!!!!

ちょ、待っ、いや眩しい!!!!!!!!!!!!!!

 

宝塚ばりの大階段に仕込まれた大量のライトが容赦なく私の眼球を攻撃。開始早々目が潰れるかと思った。

強烈な光の中に一つの影。そう、堂本光一

照明が彼を照らす。

 

うっっっっっっっっわ顔!!!!!!!!!!!

顔が良い!!!!!!!!!!!!

 

そんな顔の良さに心の底から驚いている私に容赦なく畳みかける歌とダンス、そして人。人人人。

いやめっちゃ人多いなSHOCK!どっから出てきたん!?(A.舞台裏、袖です)

 

光と音楽と人の多さと顔の良さでスタートダッシュキメられた感ある。

ちなみにこのOPの音楽がずっと離れなくて、この日の夜ホテルで10回くらい口ずさんだ。中毒性半端ない。後日サントラ借りました。

 

OP凄かった…と思っていたのも束の間、突然同じ目線に光一さんが現れて息を呑んだ。心臓止まった。私も友人もヒュッと喉が鳴った。

そしてやっぱりお顔が綺麗。圧倒的顔面力。

そのままフライングで下降していく様がまぁ美しい事美しい事。

光一さんの体幹どうなってんの。吊るされているとは思えないほどの姿勢の良さ。ブレない。

顔の良さとフライングの美しさに死んだ。

 

1幕はざっくり言うと青春群像劇。

小劇場の役者たちが、大きな劇場(売れっ子)を目指して恋したり喧嘩したりして切磋琢磨していく。そんな時、チャンスが訪れ色々あったが大きな劇場で公演することになり、一躍人気劇団へとなっていく。

そんな中、コウイチとウチとでなんやかんやあって階段落ちて、幕。(雑)

いやいや、コウイチ死ぬのは知ってたけど1幕で死ぬんかい。

階段落ちってクライマックスの大技かと思ったら1幕で落ちるんかい。

 

ジャニーズお得意のトンチキ炸裂で物語はあってないようなものかと思っていたら、ちゃんと理解できたし楽しめたし、初心者でも置いてきぼり食らわずにすんだ。

どうやら今年から演出を大きく変更したから、物語がスッキリしたみたい。(友人談)

置いてきぼり食らわなかったとはいえ、目まぐるしく進む物語に歌、変化しまくるセット(舞台装置)と衣装と世界観に、1幕体感5分。

ただ座って見てただけなのにこの疲労感は一体。

幕間は己の尻のために極力立って過ごし、2幕へ。

 

1幕で割と分かりやすい物語だなぁという感想を一蹴する「絶望して死ね」のシェイクスピアと、マイケルジャクソンのスリラーの世界。目が点とはこのことですわ。

アッ、やはりジャニーズの血が脈々と流れ、この先も続いていく舞台なんだわと思い改めさせられました。

棺桶から復活したコウイチの、絶望と憎しみと諦めと狂気の表情がたまらなく好きでした。たまらずオペラグラスで覗いたよね。

あんな綺麗な顔があんな表情して「絶望して死ね」って言うんだもん。もう拒否権はない。素直に死ぬしかないよ、ウチ…。と、そっと肩を叩いてあげたくなりました。

 

2幕の見せ場と言えば、かの有名なリボンフライングでしょう。

私も今回初めてその飛ぶ姿をしかと拝見させていただきました。

 

ただただ美しかった。

 

命綱もなく、二本の腕の力でのみ自身の体を支えてリボンを翻しながら飛ぶあの美しさの影には、人並外れたたゆまぬ努力があるのだと思うと、感動と共に苦しさも感じてしまった。

何でそこまで努力を重ねることが出来るんだろう。危険なことに挑み続けることができるんだろう。

限界を超えて、ギリギリのところで輝く姿を見せてくれるんだろう。今まさに命が削られて光っている、その音が鳴っている。そう思った。

美しさとか危うさとか全部ひっくるめて、堂本光一のリボンフライングは早急に無形文化財に登録すべきだ。

これは国で護らなければ。伝えていかなければ。それだけ価値のある財産であり芸術であり文化だ、これは。

 

このフライング後、ステージに戻った光一さんとカンパニーの皆さんが並んでひとしきり拍手を受けたもんだから、「あ、これで終わりかぁ」と思ったら全然そんなことなくて、ジャニーズお得意の和太鼓叩き始めるし、傘持って飛ぶし、いやもう大丈夫だって!!!!!腕ちぎれるって!!!!!さっきあんた飛んでたじゃん!!!!リボン持って飛んでたじゃん!!!!飛ぶっていううか、翔ぶって感じじゃん最早!!!!!!なんでさらに過酷なことするん!!!!!!!腕いじめるん!!!!!!!やめたって!!!!!!!!!

と心の中の関西のオバチャンが嘆いておりました。

いやホントなんなん…、あの和太鼓いる???ジャニーズ和太鼓叩きすぎじゃ???ジャニーさん和太鼓好きなん???

 

和太鼓後に黒のギラギラ衣装を纏った光一さんが雷と共に背面セット割って出てきたときは「皇帝や…皇帝がおいでなすった……!!!!」と震えました。

あの光一さんは確実に国を治めてるし、大地割るし、なんなら天候操れる。神話に出てくる神様みたいだった。

 

しかし問題はその後である。

私の脳みそでは何が起こったか理解するのに数年は時間を要すると思うのだが、簡潔に言うと、光一さんが天井から吊るされた梯子伝いに目の前に降りてきた。

もう一度言う。光一さんが、目の前に、降りてきた。

今回、席が2階センブロのドセン席(しかもかなり前方)だったんですよ。聡い方はお判りでしょう。あの梯子芸でもれなく死ぬ席です。

4本の梯子をぴょんぴょん移動してるだけでも訳分かんないし、正直「あんた何してんの!?」って思ったし、目線の高さが一緒で近いし死ぬかと思ったけど、最終的に2階席のでっぱりに飛び移った時は、光一さんのお顔の美しさと小ささと美しさとカッコよさに全部宇宙の彼方に吹っ飛んだ。

 

いやもう顔ちっさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大きいとは思ってなかったし、芸能人だし顔小さいんだろうなと予測もついていたけど、想像以上に顔が小さくて驚いたし、何より彫り深っ!!!!!!!!!!

こんなに彫深いの!?!?!?!聞いてないし!!!!!!!!こんなにデコボコしてるの光一さんの顔って!!!!!!!あんなにスッキリしてるくせに!?!?!?!?

ってかなによりスタイル良!!!!!!!!!!!!!!

奇跡のバランス!!!!!!!!!この顔の小ささに肩幅に筋肉にウエストの締まり具合と身長・・・・・・・奇跡じゃんこんなの・・・・!!!!!!!!!!

 

最高に素晴らしいお顔が間近にあって、演技してて、呼吸を忘れた。たぶんずっと息止めてた。

初めましてendlessSHOCKがこんな席だなんて、贅沢すぎて痛風になるかもしれん。しかしそれも本望。ありがとうチケットの神様。

 

私の元まで飛んできてくれた()光一さんは、華麗に飛んでステージへと戻って行きました。あれだけのことしておいて、美しい姿勢のまま飛べるってなんなの…光一さんの身体どうなってるの…

 

光一さんの顔の余韻が酷くて、この後の記憶が曖昧。光一さんの顔の威力よ…。

熱に浮かされた脳みそでポーっとなってるところに、赤い衣装に身を包んだ光一さんが精悍な顔つきで登場したとき、思わず「無理・・・・・・・・!!!!」と一言零して泣いた。

 

あれは無理、あれはダメ、泣いちゃう。

正直何故泣いているのか自分でもハッキリとした理由は分からなかった。

もし自担、推しが同じような舞台をしていたら毎日不安で胸が潰されてしまう、とか。

なんでこんな危険なことを毎年、毎日続けてるの、無理しないでよ、という誰目線かも分からない不安とか心配とか。

光一さんの確固たる信念、誰にも侵されないプライドの強固さ、鋭さに畏怖した涙なのか。

どれなのかは分からないけど、とてつもなく胸を揺さぶられた。

 

赤い衣装に身を包み、しっとりと歌い上げ、最後に魂が散って桜の木の下で眠るコウイチ。

……いやいやもうなんてゆうかめちゃくちゃCLAMPの世界で年代的にビシバシ刺さりました。

桜の木の下で死ぬとかやっべぇ……やっべぇ…

 

嗚呼、コウイチが本当に死んでしまった、空へと還ってしまった…と虚無感を抱いたのも束の間。

桜の精(と勝手に思ってる)たちがお迎えに来て、キャストみなさんも白い衣装(とてもドレッシー)に身を包み、サライ的な曲を合唱。

階段のてっぺんには純白キラキラの衣装に身を包んだ堂本光一

 

ウッ・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!(心臓発作)

 

こ、光一~~~~~!!!!我が国の王子~~~~!!!!!!(国旗の旗を振る絵文字)

顔がべらぼうに良いぞ光一~~~~~~~~~~!!!!!!!!

なんかわからんけど地球救った感ある!!!!!!!ありがとうコウイチ!!!!

 

何度目かも分からないくらい、王子様スタイルの光一さんに見惚れた。

日本人男性で、こんなにも白くて煌びやかで非現実的な衣装が似合う人って他にいる??いや居ない。

エンディングのキャスト紹介兼ショータイムはとても華やかで、1幕の雰囲気もあり笑顔でスタンディングオベーションEndless SHOCK、これにて終幕。

 

終わってしばらく席から立ち上がれないくらいの衝撃(SHOCK)の余韻があった。

友人と、「すごい・・・やばい・・・顔・・・やばい・・・」とIQ2レベルの会話しかできないくらい脳みそ攻撃された感ある。

 

ここはNY、ブロードウェイつってんのに登場人物の名前はゴリゴリの日本人だし、会話に挟まれる「マツザキ!」にビクっとしてしまう。

更に劇中劇が多くあるから仕方がないことだけど、半分は和の雰囲気だし、もはやここがどこなのか、何時代なのかも分からなくなるくらい混乱する舞台ではありました。

でも、とてつもないエネルギーを感じ、心揺さぶられ、涙があふれる舞台でもありました。

そう、SHOCKは頭で考えてはいけない。考えるな、感じろ。

まさに、観劇ではなく体験する舞台でした。

 

光一さんは勿論のこと、メインキャストのみなさん出たり消えたり激しくてワープでもしてるのかと思った。あれ本当にどうなってるの。イリュージョンなんだけど。マジックショーでも見てるのかと思った。

 

あと光一さんの衣装替えの回数が予想以上に多いし、ソロコンかよって思う瞬間もしばしば。

白い王子様みたいな衣装(なぜか何種類もある。ありがとう)がとにかくカッコよくて顔が良くて立ち姿素晴らしくて顔が良くて顔が良くて死んだ。

20年以上前からかっこいいことは十分知っていたにも関わらず、光一さんの顔の良さに何度も驚いたし見とれた。王子様顔と言われるゆえんよ。2階席から肉眼で見ても分かる顔の良さね。

あと美波里さんの存在感たるや。どこにいても美波里。いつ見ても美波里。すごい、すごいぞ美波里。

若い女に負けない派手さと華やかさとキラキラジュエリー(物理)。大好きです。

 

 

こんなにも余韻が長く続いた舞台は初めてでした。この日一日、眠るまでずっとSHOCKの話をしていたもの。まさにendlessSHOCKSHOCKは終わらない…SHOCKは永遠なり…!!!

 

とにかく私が最後に言いたいことは、SHOCKはいいぞ!!!!!!!!!

Show must go on!!!!!!!!!!!

 

 

平成最後の夏に愛で地球を救った彼らに大きな花束を

『平成最後の夏』なんて言葉が今年の夏は至る所で躍っていました。

元号が変わることが事前に分かっていると、なんでもないような出来事でもこれが最後なのかと感慨深くなってしまうものなんですね。

わかる、だって日本人ですから。あなやあなや、いとをかし。

そんな私の平成最後の夏は、間違いなくSexy Zoneの夏でした。

Sexy Zoneの5人がただひたすら、ひたむきに頑張る素敵な姿をたくさん見せてもらえたし、感動もたくさんさせてもらいました。

 

正直24時間テレビに関してはネガティブな感情しかなくて、メインパーソナリティが決まった時も素直に喜べない方の人間でした。

まぁこのことに関しては自分の問題なので端折ります。

 

様々な感情があれど、5人がメディアに露出するとなればそれをチェックしないという選択肢は私には無い。

ということで、生まれて初めて24間テレビを最初から最後まで見届けた感想をここに残します。

 

 

 

■まさかの地方格差

 

え…!?!?!?24時間テレビって全国放送でしょ!?!?!?!?

これが一番の驚きでした。

事前番組は放送されないし、当日も一部コーナーは放送されませんでした。

 

お昼の時間帯に生放送で放送されていた事前番組(本番まであと○週間見どころ先どりSP)に関しては、1回目はたしか1、2週間後の深夜にかろうじて放送。

2回目以降は放送されず、第4回目の放送1週間前の分は深夜に一部だけ放送されました。(何でや放送するなら全部放送しろや。)

だからちびーず回もふまけん回も、風磨くんの角煮おにぎりもスペシャルドラマのインタビューも何もかも見れていません。めっちゃ悔しい。

 

本番当日に関しては、関西圏はブラインドダンス選手権の練習(?)と、ファッションショーが関西ローカルコーナーに切り替わり、放送されていません。

とことん聡ちゃん運がなく泣いた。ファッションショー楽しみにしてたのに…

 

あと、募金を呼び掛ける映像も地方によって異なっていたはず。関西圏はひたすら西川きよしが呼び掛けていました。

 

 

■当日用にHDDの容量を空けるも、それまでにめちゃくちゃ使う

 

24時間テレビの番宣えげつない。これに尽きる。

特に放送週の月曜から金曜日までの露出の多さ。今年だと、8月20日(月)~24日(金)。

ほぼ日テレしか見てませんでした。見れませんでした。

1コマが長い帯番組を毎日録画するので、毎日それの編集に追われます。

ZIP!、スッキリ、ヒルナンデス、ミヤネ屋、every.………朝から夕方まで出ずっぱりやんけ。

 

しかしここでも地方格差。関西では、ZIPは一部のみの放送です。また、PON!は映りません。

だから関東圏の方はもっと容量が必要ですし、編集も大変だと思います。

※ちなみに私は帯番組5日間で50GBブルーレイディスク1枚分になりました。画質落としたらもっと余裕だと思います。

 

更に、夜のバラエティ番組にも毎日誰かしら出るので、それの録画と編集もついてきます。

大変だけど、これでもかってくらい毎日セクゾが見れるのは幸せの極みでした。

 

ちなみに、本番放送後も気が抜けず、月曜日の日テレWSも録画必須です。

 

 

■24時間超えの編集しんどい

 

我が家にはW録画機能がないので、とにかく録画し続けるしかありませんでした。

途中のニュースで区切ったのと、深夜はメインパーソナリティ出ないという情報を見たので、2時間くらいは録画しなかったけど。

W録画機能があれば、数時間ごとで区切って録画すればいいし、境目を被せていれば途切れないし、編集も楽だと思います。

 

ちなみに、全部見て編集が終わったのは放送から1週間後くらい。

5人それぞれの挑戦したもの、個人的に残しておきたいところで約8時間半になりました。※関西圏

ワイプや一言コメント、中継先への呼びかけ、募金の呼びかけは捨てました。

 

正直、必死に編集したところで後から見るのはドラマと5人の歌のところだけだろうなと思ってます。

まるでコンサート本編ラストのようなあのシーンは何回も見て毎回泣いたオタクです。

 

 

■思った以上に芸能人がたくさん出てくるし色々やってる

 

今までほぼ見たことが無かった24時間テレビ

なので、ポスターに映ってる人達がなんやかんややったり、マラソン走ってそれ応援して、頑張って生きている人たちの映像見て泣いてるんだろうなと思っていました(暴言)。

そしたら割とバラエティ色も強くて、見ていて面白かったです。

ギネス記録に挑戦とか、出川のはじめてのおつかいとか、ファッションショーとか。ブラインドダンスもかな。

もちろん考えさせられるもの、感動するものもたくさんありました。

 

 

スペシャルドラマが予想外に良い

 

これもまた勝手な先入観ですが、スペシャルドラマ=メインパーソナリティの誰かが病気で死ぬドラマでした。

だから見たいけど見たくない…だってきっと健人くんが主役やん…死ぬやん……と思っていたら、いつの間にか趣向を変更していらしたんですね24時間テレビさん!

とっても良いドラマでした。

 

また、健人くんがこのドラマのおかげで壁を壊すことができた、自分の演技が成長したこということを言っていて、とても嬉しく思いました。

 

 

■運が良かった

 

私も人間なので、好き嫌いがあります。この人あんまり好きじゃないなぁという芸能人もいます。

ただ、今年の24時間テレビに関しては、割と好きな方がメインで出演されていて、ストレスが本当に少なかったです。これは本当にラッキーだったなとしか言えない。

 

 

■ひたむきに努力している姿は美しい

 

もう言葉はいらない。最後の5人の言葉と涙を見て、聞いてくれ。

 

 

しかしながらオタクなので語ります。

とにかくSexy Zoneの5人は真っ直ぐで、誠実で、努力家で、ひたむきで、翳りが見えない人たちだなぁということ。「たった3日間で人生はかわるのか」を見てても思ったけど、今回改めてそう感じました。

そういう純真さって必ず伝わるし、心を震わせるものだと私は思います。

 

「とにかく汗をかいていこう」と語っていた5人。

決して全員が器用ではないし、きっと反省も多くあったことでしょう。

でも、変に装いかっこつけることなく、地道な努力をひたすら続けてきた彼らだからこそ、あの何にも代えがたい輝きがあったのだと思います。

 

18歳~24歳という若い年齢のうちに、この番組を経験できたことは、彼ら一人一人のかけがえのない財産になったに違いありません。

だって10年後でもまだ28歳なんだよ。一番年上でも34歳。末恐ろしいわ。

 

Sexy Zoneというグループとしての成長も、個々での成長もできたであろう今年の夏。

この夏を経験したこれからの彼らが、どうなっていくのか楽しみでしかありません。

 

 

■結論、Sexy Zoneって最高

 

あなた達なら時代を創れる!!!!!!!!!!

愛で地球を回せ、Sexy Zone!!!!!!!!!!!!!

好きなモノが形を変えるとき

 

私は物心ついたときから何かの・誰かのファンだった。

長いものだと20年ほどずっと好きでずっとファンでいるバンドがある。このバンドを軸に生きてきたと言っても過言ではない。なんせ人生の半分以上は彼らのファンなのだから。

そして最近は、このバンド同様にSexy Zoneと、ある若手俳優のファンでもある。

 

私はこれだけの年月を何かしらのファンとして生きてきたけど、自分がファンとなり力を入れて応援し、活動を追いかけているグループの解散、脱退、そして死を経験したことがない。

これは本当に運の良いことなんだと思う。

特にバンド界隈なんて解散や脱退は日常茶飯事に行われているのに、だ。

 

私がジャニーズの世界に目を向けるようになった今年、立て続けに様々な出来事が起きた。

ある人は事務所を辞め、グループを抜けた。

ある人は活動を自粛し、再開した。

ある人は留学を決めた。

そして、今年の7月8日、渋谷すばるくんは関ジャニ∞として最後のパフォーマンスを披露した。

 

私は関ジャニ∞のファンではない。曲だってほとんど知らない。 

好きか嫌いか聞かれれば、「嫌いじゃないよ。特別好きってわけでもないけど。でも仲良さそうなグループだよね」と答えるだろう。

そう、仲が良さそうなのだ。ファンじゃない私から見ても、仲が良さそうだと感じるくらい雰囲気の良いグループだから、そのグループから誰かが抜けるということが衝撃だった。

 

前述したように、私には好きな人がいなくなるという経験をしたことがない。だからeighterやすばるくん担当の人の気持ちは分からない。

分からないけど、でも、分かる。

とてつもなく悲しいことも、胸が苦しくぎゅうぎゅうに痛く感じることも、心がズタズタになってめちゃくちゃ辛いことも、ただひたすらに寂しく、残念に思う気持ちも、ただ広がる虚無感も、分かる。すごく分かる。

だって、ファンでもない私が泣いてしまうくらいだ。LIFEを叫ぶように、全身全霊で演奏する7人を見ていたら、寂しくて、悲しくて、泣いてしまった。

 

LIFEを歌い演奏する7人を見ながら、私はぼんやりとSexy Zoneの解散や誰かの脱退を考えてしまった。

彼らは若い。関ジャニ∞と比べたら10歳以上も年齢が違う。

これから先の活動の中で、他にやりたいこと、進みたい道を見つけてしまうかもしれない。貪欲で、努力家で、向上心のある彼らのことだ。ここではない、別の場所に行きたくなるかもしれない。

私が想像した未来は、決してゼロではないと思った。

とてつもなく怖くなった。ゾッとした。彼らに限って絶対あり得ない、そう思いたいけど、“絶対”なんて無いことを2年前に私は知ってしまった。

 

人は変わる。成長する、変化する。だから将来どうなるか分からない。

彼らが何かを決断したとき、私がどんな気持ちになるか今は全く分からない。今は想像もしたくない。しちゃったけど。

だからこそ、今この瞬間私の中にある大好きだという気持ちを思い切り使って、できる限りの応援をしたい。今の彼らを見逃したくない。

何より彼らを、そして彼らのファンであることを思い切り楽しみたい。将来感じるかもしれない後悔がなるべく少なくなるように。

 

 

でも、やっぱり私は永遠であってほしいと我儘を言ってしまうんだけどね。

 

ディアハイヒールが好きすぎて妄想がはかどった結果

 

私ね、中島健人くんソロ曲の「ディアハイヒール」がめちゃくちゃ好きなんですよ。(唐突)

「ディアハイヒール」以外のソロ曲も軒並み好きなんですけど。だって名曲揃いじゃないですか?

そんな名曲の中でも特に好きな「ディアハイヒール」を、通勤往復約2時間×3日間ひたすらリピートして聞いていたら、年下後輩の中島健人くんとの妄想があふれ出まして。

恥を投げ捨て、私利私欲にまみれた妄想を披露させていただきます。

 

 

 

※夢小説ではないけどその類に近いので閲覧注意です

※この曲の制作秘話、裏話など、一切知らないド新規が作り上げた超個人的妄想です

※気づいたら恐ろしく長くなりました。そんな意味でも閲覧注意です。

 

 

 

 

いいです?

 

本当に?

 

 

 

いきますよ???

 

 

 

 

 

中島健人くんはこの4月入社してきた新入社員。

(これだけでかわいい。きっとハキハキ挨拶する。)

■朝礼で挨拶する彼を見て、「今年は一段とかわいい男の子が入ってきたね」と言う同期と私は入社8年目の営業事務。

(はい、つまりは三十路です)

■確かにかわいい顔してるしスタイルがべらぼうにいい。横に並ぶ部長が哀れなほど脚が長い。

(まだまだ着なれないスーツなはずなのに、スタイル良すぎて着こなしてる絶対)

■この時最近の子は脚長いんだなぁとついついおばさん臭い感想を抱く程度。

■彼に社内の申請の手続きや、書類の処理などを教える私。なんでも素直に聞く姿勢が教えるこちらも気持ちがいい。

(教えてもらった後ちゃんと顔を見てありがとうござますって言ってくれる。かわいい)

■先輩営業マンに指導されている様子をみても、積極的に質問したり知識を吸収しようとしていて好感が持てる。

(きっと彼のノートはメモや付箋でびっちり埋まってる)

■そんなこんなで歓迎会です。

■あまりお酒に強くない中島君。

■上司や先輩からかわいがられて嬉しくてついつい飲みすぎちゃった中島君。

■私の座ってるテーブルに回ってきたときは顔がほんのり赤く染まってるし、口元ゆるゆるのニコニコでのぞく前歯がとってもかわいい。

■「えっ、○○さん(←私)彼氏いないんですか!?」

■ちょっと誰がバラしたの、別にいいけど。

■「ねぇなんで?いつからいないの?前の彼氏ってどんな人?」

「別になんでもいいでしょ。それより先輩には敬語使いなさい」

■お酒のせいか敬語が抜けてしまった中島君。注意したら「はーい」といい返事。

(きっと笑顔。絶対かわいい)

■あれ?でも他の人にはちゃんと敬語使ってる…?もしかして私先輩っぽくないのかな?

(少しショックを受ける。だってほら、やっぱりちょっとは尊厳も欲しいじゃん)

■タメ口訊いてた僕~♪とにかく見て欲しかった~~~♪

■なんやかんやあって中島君とは仲良くなります。

■やっぱり時々タメ口になる中島君。一応注意はする。だって私以外の先輩や上司の前でポロっとでたらマズいもんね。

■同期からも「あんたやたらと中島君になつかれてるね」なんて言われます。

(同期の中ではもはや彼は犬扱い)

■営業部は仲がいいのでよく飲み会があります。

■人気者の中島君は必ず参加。上司や先輩に可愛がられ、いつもほろ酔いに。

(仕事中はいつもキリっとしてるのに、飲み会ではふわふわ笑顔の可愛さとギャップに100万円)

■この日は私も久しぶりに飲み会に参加。

■帰る方向が同じだった私と中島君。一緒に駅まで歩くことに。

■夏に差し掛かろうとしている季節の夜は、湿気を含んでいるものの風が吹くと気持ちがいい。東京はビルが多くて星なんて見えないけど、それでも見えるんじゃないかって期待して夜空を見上げてしまう。

■見上げていたせいか、地面のタイルの隙間にヒールが挟まってこけそうになり、そんな私を支えてくれた中島君。

(掴んだ手の力強さに普段感じない男らしさを感じてしまってドキっとしちゃう)

■「ごめんごめん、私の方が酔ってるのかも~」なんて笑って照れ隠し。

■「先輩しっかりしてくださいよー!」なんて一緒に笑って終わるかと思いきや……

■私を支える腕はずっとそのまま離さないし、何なら肩を抱かれて引き寄せられて、彼の体温を感じて………え????

■あれ…?これは…??もしかして…???????

■「俺、○○さんのことが好きです」

■やっぱり…!!!!!!!!!!!!!

■予想外の告白と彼の体温と細いけどガッシリした身体つきと真剣な眼差し。

(しかも超絶顔が良い)

■真っ直ぐすぎる彼の視線に耐え切れず、視線を外した。

■「……それは、無理だよ」「なんでですか。他に好きな人がいるんですか」「ちがうけど…」「じゃあ、俺が年下だからですか」

■「……そうだよ」

■年なんて関係ない!と今にも言いそうな中島君を遮って私は告げる。

■私はもう今年で31歳になる。こんな年にもなれば結婚だって考えちゃうの。

■中島君のことは嫌いじゃないよ。いい後輩だなって思う。好きになることもあるかもしれない。でも、ノリで付き合うなんてことはもうできない。

■「だって、中島君はまだ結婚とか考えたことないでしょう?」

■思わず言葉に詰まる中島君。

■うん、そうだよね。あなたは悪くない。まだ23、4の男が結婚なんて考えないのは当たり前。

■こんな若くて見た目もいい男の子が、私みたいな年上の女に一生縛られるなんて嫌に決まってる。

■「だからごめんね。中島君にはもっといい人が見つかるよ」

(ちょっとここでいい女ぶったりしちゃって)

■振られてショックな中島君。ですがそこは中島健人。そう簡単には諦めません。この日から怒涛のアピールが始まります。

(最高、されたい、アピールされたい、絶対かわいい、絶対わんこ)

■同期「あんたの忠犬どこ行った?」「A社訪問。ってか忠犬じゃないし」「だって最近すごいじゃん、犬っぷりが」

■そんな時、海外出張に行っていた同期が戻ってきた。

(わかりやすいほどのライバル登場)

■昔から仕事ができる人で、真面目で頼りになって、でも喋ると楽しくて。入社当初から仲の良かった同期が帰ってきて素直に嬉しい。

■ランチも一緒に食べるし、仕事での会話もいちいち楽しくてついその同期と喋っていると笑顔になる。

■そんな様子を見て胸中穏やかではない中島君。

(同じ飲み会の席で分かりやすくムスッとしてる顔が可愛いぞジェラ男~~~!)

■でも仕事では太刀打ちできない。男から見てもかっこいいのが分かる。悔しい。

■だからめっちゃ仕事頑張る。めちゃくちゃ張り切る。空回りしたりもするけど、なんせ周りから愛されてるし期待もされてるから色々支えてもらって、チームの素晴らしさも同時に学ぶ。もちろん彼はこれを機にグンっと成長します。

■そんな彼の評判はみるみる上がり、社内の女性も「最近営業部の中島君かっこいよね」「彼女いないらしいよ」「えっ、じゃあ狙おうかな~」なんて会話がチラホラと。

■中島君が成長したのは嬉しいけど、他の女性社員から人気になるのはちょっと寂しい気分になります。

(自分からフッたのに都合よすぎかよ…でも分かる、分かるよその気持ち)

■中島君と同級生の女友達(美人)なんかも出てきちゃって。

■女友達は実は中島君に片思いしてて、彼の片思いに気づいた女友達は「私にしとけば?」って言っちゃったりして。

■私は二人が夜食事に行ってるところ偶然見ちゃったりして。

■やっぱり彼の横には若い女の子が似合うなぁって思っちゃったりして。

■そんなタイミングで同期からの告白。

(おいおい何気にモテとるやんけというのは一旦置いときましょう。妄想なんで)

■同期は再び海外への長期出張が決まっている。それに付いてきてほしい=結婚ってことだよね!?

■「営業部の▲▲さん、○○さんに海外出張付いてきてくれないかって言ったらしいよ」「え?それってつまり結婚?」「そうなるよね」「二人同期だし、実は昔付き合ってたって噂だよね」「うわ~、いいなぁ○○さん、将来有望の営業マンの妻かぁ」

■お得意の給湯室トークですわ。そしてそれをうっかり耳にしちゃったんですわ、中島君は。

■もう無理、やっぱり指をくわえて見てるだけなんてできない!

■もしもあなたのそばに寄り添う光があっても見ないフリして愛させツェ~~~~♪

■雨に濡れるのも気にせず走る中島健人。(唐突)

■走って向かった先は、私が住むマンション。

(なんで自宅知ってるんだってのは一旦置いとこう)

■インターホン連打からのオートロック越しの「俺、やっぱり○○さんが好きです!諦めきれません!」

(近所迷惑)(だってめっちゃ声通るやん、声量あるやん、マンションのエントランス声響くやん)

■ちょっ、他の人に迷惑だから、大声出さないd「▲▲さんにはまだ負けるけど、でも俺っ!」

(ワンワン!)

■わかった、わかったから一旦部屋に入ろうか。

(オートロック解除)

■玄関開けてびっくり、びしょ濡れな中島君。

(絶対かっこいい)(濡れネズミならぬ濡れわんこ)

■とりあえずタオル!と思い取りに行こうと部屋に戻ろうとしたら、それを引き留めるようにつかまれた腕、引き寄せ抱きしめられた身体。

■やっぱり俺諦めきれません、○○さんが好きなんです。○○さんに釣り合うようにもっと仕事頑張るし、年齢なんて気にならないくらいいい男になってみせるから…だから、俺じゃダメですか…?

(濡れたイケメン×純粋で真っ直ぐな熱い気持ち×語尾が「ダメですか…?」とちょっと弱気×中島健人というビジュアル=最高オブ最高。はい500万円)

■いろいろ葛藤もあったし将来の不安も全くないわけじゃないけど、こんなに真っ直ぐ私を想ってくれる人はもう出会えないかもしれない。たとえ結婚ができない未来があろうとも、妥協して彼じゃない別の人と付き合って結婚するより、彼に愛される日々のほうが私は幸せだし後悔はない、きっと。

■自分の気持ちに気づいた私は、彼の背中に手をまわして抱き締める。それに応えるように、力が籠められる中島君の腕……!

■バイバイは言わないもう二度と~~~~~~♪

■晴れて両想いになった二人は結局お互い濡れちゃってそのままシャワー浴びてまぁあのそのまま、ハイ。

■差し込む朝陽×白いシーツ×黒髪中島健人(半裸)の相性抜群だと思うのでぜひ見たい。見せてくれ。金は払う。

(欲望のままに)

■歌詞はハッピーエンドとは言い難いけど妄想ではハッピーエンド希望。

■妄想内の年下彼氏♡中島健人はベッドの上僕一人じゃないし、あなたのそばに寄り添う光は他でもない中島健人君だし、「愛してる」は両想いになったら割とばんばん言ってくれる気がします。

■ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

中島健人くん(社会人設定)と年上女性との真剣な恋愛ドラマを見たいのでどうか!何卒!テレビ局、制作会社各位はご検討願います!!!!!

 

以上!